更新日:2017年03月24日

Japan Vision Vol.54|未来に残したい行事 愛知県名古屋市
酔笑人神事

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愛知県名古屋市にある熱田神宮で、毎年5月4日に行われる「酔笑人神事(えようどしんじ)」という、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)に関わりの深い夜の神事をご紹介します。 
この神事は、真っ暗闇の熱田神宮内で神職がよろこびを込めて高笑いすることから通称「オホホ祭り」とも呼ばれています。
熱田神宮と言えば、皇位継承の御璽(天皇の印鑑)と、三種の神器の一つ「草薙神剣」をご神体にお祀りする由緒正しい神社です。
天智天皇の御代、神剣は事情があり一時皇居に留まられましたが、天武天皇朱鳥元年(しゅちょうがんねん)(686年)勅命により熱田神宮に還座(かんざ)されました。
この時、神官たちはその神剣の帰還を大いによろこんだ事が「酔笑人神事」の始まりと言われています。
この神事には祝詞や神饌(しんせん)はなく、境内の灯りも全て消されます。
古くより見てはならないと語り伝える神面を神職各自が装束の袖に隠し持ち、中啓(ちゅうけい)という扇で神面を軽く叩いた後、全員が一斉に笑い合うというとても珍しく不思議な神事です。
名古屋市に行かれる方がいらっしゃいましたら、ぜひお立寄りになってはいかがでしょうか。

熱田神宮公式サイト:酔笑人神事
https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/shinto/eyoudoshinji.html


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名古屋城は、尾張国愛知郡名古屋(現在の愛知県名古屋市中区・北区)にあった日本の城で、「名城(めいじょう)」、「金鯱城(きんこじょう、きんしゃちじょう)」、「金城(きんじょう)」などの異名を持っています。
大阪城、熊本城とともに日本三名城に数えられ、大天守に上げられた金の鯱(金鯱(きんこ))は、城だけでなく名古屋の街の象徴にもなっています。

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