更新日:2017年08月18日

Japan Vision Vol.73|未来に残したい行事 北海道檜山郡上ノ国町
上ノ國八幡宮例大祭・渡御祭

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画像提供:上ノ国町 水産商工課商工観光グループ

江戸時代中期以来の伝統を誇る「上ノ國八幡宮例大祭(かみのくにはちまんぐうれいたいさい)をご紹介します。 このお祭りが開催される上ノ國八幡宮は、武田信廣が、勝山館内に館神として創建した社で、北海道内の神社建築では1699(元禄12)年の建立と最も古く、本殿は道指定有形文化財に指定されています。秋風がそよぐ頃に行われるという伝統のとおり現在も9月の中旬に開催されており、祭囃子が鳴り響き、山車、御徒士(おかち)行列が町内を練り歩きます。

中でも御徒士行列は松前藩が藩祖である『武田信廣』の地であった上ノ国に敬意を表し、年に1度松前藩士がその地を参る際の行列にだけ、武士でない者も武士の格好をすることが許された事に由来すると言われてます。行列は昼頃から夕暮れまで上ノ国地区を巡行し、家々の前では御徒士達が足を左右に振り上げて、『やぁ来たり~!』という掛け声を張り上げるのです。
この掛け声も、松前藩より上ノ国に来た人々が口にした言葉に由来しているのだとか。子どもたちを中心に毎年欠かすことなく行われている「神楽舞い」も貴重な文化遺産となっており、このお祭りの見所の一つです。

長年続いているこのお祭りも、過疎化などを原因に開催が難しい時もあったそうですが、「上ノ國八幡宮例大祭・渡御祭を未来へ大切に残していこう!」という、地元の方々の強い想いで、現在まで受け継がれています。まさに未来に残したい大切な伝統行事ですね。
2017年の「上ノ國八幡宮例大祭・渡御祭」は9月16日(土)~17日(日)に開催予定です。北海道にお越しの方は、この機会にぜひお立寄りになってはいかがでしょうか。

■上ノ国公式サイト「八幡宮例大祭・渡御祭」
http://www.town.kaminokuni.lg.jp/hotnews/detail/00000122.html


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