更新日:2018年06月22日

Japan Vision Vol.113|未来に残したい風景 愛媛県宇和島市
うわじま牛鬼まつり

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愛媛県宇和島市で毎年7月22日~24日の3日間開催される和霊大祭、「うわじま牛鬼まつり」をご紹介します。 このお祭りは「牛鬼」と呼ばれる何体もの山車が市内を練り歩く迫力のパレードや、伝統の宇和島おどり、夜空と宇和海を彩る花火大会、そして最終日の走り込みなど熱気溢れるイベントが盛りだくさんの一大行事です。
このお祭りの見どころは、なんといっても「親牛鬼パレード」です。「牛鬼」の全長は5~6メートルもあり、牛をかたどった竹組みに赤い布やシュロをかぶせた胴体、丸木で作られた長い首と恐ろしげな鬼面の頭、剣にも似た尾っぽから成ります。宇和島における「牛鬼」の歴史はおよそ200年で、現在では大きさや色、顔もさまざまです。「牛鬼」は数十人の若者に担ぎあげられ、子供たちが吹き鳴らすブーブーという「ブーヤレ(竹ぼら)」の音を従えて、担ぎ手たちの「わっしょい、わっしょい」の掛け声とともに、長い首を打ち振りながら宇和島市中心の商店街を堂々と練り歩きます。「牛鬼」同士が寄れば、激しくぶつかり合ったり、頭(カブ)を軸に回転したり、また家ごとに首を突っ込む「悪魔祓い」など、その大きさと迫力ある動きに、観客からは大歓声が沸き起こります。

お祭りのフィナーレとなる「走り込み」では、3体の御輿が登場し、たいまつの火が川面を照らすなか繰り広げられます。両岸が見物客で埋め尽くされる須賀川の川面には、1本の御神竹が立てられ、数々の仕掛け花火が披露されたあとに祭り太鼓が轟きます。そして、3体の神輿が乱舞して御神竹の周りに集まり、若者たちが御神竹に登ると、てっぺんに結ばれた御幣を激しく奪い合って、祭りは最高潮を迎えます。
聞いているだけでも、迫力が伝わってきますね。長い年月、宇和島の地に受け継がれてきたこのお祭りは、まさに未来に残したい伝統行事ですね。 愛媛県にお越しの方は、この機会にぜひお立寄りになってはいかがでしょうか。



■うわじま牛鬼まつり実行委員会公式サイト
https://ushioni.gaina.ne.jp/
■宇和島市観光ガイド:「牛鬼の歴史と仕組み」
http://www.uwajima.org/special/vol2/


近くの街のフコク生命
オリジナルご当地キティ

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讃岐うどんは、コシの強さが特徴の香川県産のうどんです。
昔から地元の住民に愛されていますが、近年までは全国的に見ればマイナーな食べ物で1970年の大阪万博や、それ以降のテレビの紹介などで知名度が拡大しました。料理としての「うどん」は福岡県が発祥の地とされる説がありますが、県内では讃岐出身の空海(弘法大師)が唐から持ち帰ったのが発祥とする意見もあります。

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