更新日:2018年07月30日

Japan Vision Vol.117|未来に残したい行事 徳島県徳島市
阿波おどり

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徳島県徳島市で毎年8月12日から4日間開催される、「阿波おどり」をご紹介します。 旧・阿波国(現在の徳島県)発祥の盆踊りとして、400年以上の歴史を持つ「阿波おどり」は、日本を代表する伝統芸能の一つで、世界的にもその名を知られる存在です。
「阿波おどり」の起源については諸説ありますが、1586年(天正14年)に徳島藩祖・蜂須賀家政が徳島入りし、藍、塩などで富を蓄積した頃から盛んに踊られるようになったという説が有力です。その後、藍商人たちの活躍とともに年々「阿波おどり」を豪華にしていき、民衆の娯楽として大きく進歩しました。とりわけ戦後の発展はめざましく、「阿波おどり」の楽しさは国境を超えて、徳島だけでなく日本と海外との友好を深める原動力にもなっているのです。
「阿波おどり」の“踊り”には、「女踊り」「男踊り」「子供踊り」があり、「女踊り」は、編み笠をかぶり浴衣や着物を着て、優雅に美しく、そしてしなやかなに踊ります。「男踊り」には半天踊りと、浴衣踊りがあり、力強さとひょうきんさを表現します。女性の「男踊り」も盛んで、「女踊り」とはまた違った魅力や楽しさがあります。「子供踊り」の元気でかわいらしい踊りも、観ている人たちを笑顔にしてくれて、祭りをいっそう盛り上げてくれます。

えらいやっちゃ!えらいやっちゃ!ヨイヨイヨイヨイ!
踊る阿呆(あほう)に見る阿呆!
同じ阿呆なら踊らな損々!

と唄われる、「よしこ」のリズムや、「ヤットサー」のリズムが代表的ですが、格好よく踊れるようになるまでには、かなりの練習が必要なようです。「阿波おどり」は8月8日ごろから各地で前夜祭が始まり、本番の12日~15日には、なんと10万人以上の踊り子が、響き渡る「よしこの囃子(鉦・鼓・締太鼓・大太鼓・横笛・三味線)」の演奏に合わせて踊りを競い合います。見物客と合わせて130万人が乱舞を楽しむその様子は、まるで徳島県全体が踊り出したかのような賑わいです。 まさに未来に残したい伝統行事ですね。 今年の夏に徳島県へお越しの方は、ぜひご参加ください。

■徳島阿波踊り完全ガイド
http://www.awaodori-guide.com/about/dance.html


近くの街のフコク生命
オリジナルご当地キティ

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すだちは徳島県が全国シェアほぼ100%を誇る、県を代表する果物です。
独特な香りと様々な成分が豊富で、カルシウム・カリウム・ビタミンAなどの含有量はレモンの約2倍以上ともいわれています。また、すだちの花は県の花として指定されていて、毎年5月中旬頃白く甘い香りのする花を咲かせます。

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