更新日:2016年09月09日

Japan Vision Vol.28|未来に残したい行事 島根県浜田市
石見神楽

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未来に残したい伝統芸能として、島根県西部、石見地方を代表する伝統芸能「石見神楽(いわみかぐら)」をご紹介します。神楽の歴史は古く、日本神話において、天の岩戸隠れの段でアメノウズメが神懸りをして舞ったというのが起源とされ、なかでも石見神楽は謡曲を神能化した出雲の佐蛇神能が石見地方に伝わり、民衆の娯楽として演劇化されてきたものと言われています。舞いの種類は多彩で、そのリズムは、大太鼓、小太鼓、手拍子、笛を用いての囃子で演じられ、見る人を神話の世界へと誘います。石見神楽はその詞章にも特徴があり、荘重かつ上品で美しい古典的なその言葉は、里神楽には極めて稀だといわれています。石見神楽は、例祭への奉納はもとより、各種の祭事、祝事の場に欠かすことのできないものとなっており、石見の人々は祭りの夜にもなると、繰り広げられる舞いに酔いしれ、夜を徹して楽しんでいるのだそうです。
また、石見神楽は、さまざまな職人の手による、種々の工芸品の上に成り立っています。軽量で堅牢な和紙面、まばゆいばかりの衣装、この上なく独創的な蛇胴。それぞれの技術は職人の叡智と重厚な歴史の積み重ねで培われ、舞台に時代を刻んできました。海外公演も多数行われ、日本文化の交流にも一役買ってきた「石見神楽」は、まさに未来に残したい大切な伝統芸能ですね。 公演はさまざまな会場で随時行われていますので、島根県に行かれる際には、ご覧になってはいかがでしょうか。

「石見神楽」の詳細は、こちらよりご覧ください。
http://iwamikagura.jp


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「出雲大社」は、島根県出雲市にある、全国的にもよく知られている神社です。昔は杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていましたが、1871年(明治4年)から出雲大社と呼ばれるようになりました。 祀られる「大国主大神」は古くから「縁結びの神様」として、男女の縁だけでなく、人間関係や、人を取り巻くあらゆるつながりの“ご縁”の神様として信仰されています。神楽殿には長さは約13.5m、重さはなんと4.5トンもある日本最大級の大しめ縄がかけられています。この大しめ縄は、島根県飯石郡飯南町で手作りで制作されています。

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