更新日:2016年11月04日

Japan Vision Vol.37|未来に残したい風景 京都府京都市
嵐山渡月橋の花灯路

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写真撮影:四季写真家 山口博之

未来に残したい風景として、京都市嵐山の「渡月橋 花灯路(とげつきょう はなとうろ)」をご紹介します。 豊富な史跡を持つ京都の中でも、特に多くの人が訪れるのが名勝「嵐山」。大堰川(おおいがわ/別名:桂川)に架かる渡月橋は、嵐山を象徴する風景の1つです。承和年間(834年~848年)に僧、道昌(どうしょう)が架橋したのが始まりとされ、亀山天皇は橋の上空を移動していく月を眺めて、「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べたことから名付けられたのだとか。京都東山地区では、2003年3月から「灯り」をテーマとする、観光創出事業『京都・花灯路』が始まり、京都を代表する歴史的な文化遺産や街並みを「灯り」で演出しています。2005年12月からは、嵐山地域でも実施しており、京都の風物詩として定着しました。渡月橋の下を流れる大堰川の水辺や、竹林がライトアップされ、雄大で鮮やかな自然美を映し出しています。 まさに未来に残したい圧巻の風景ですね。 今年は12月9日(金)~18日(日)までの10日間、毎日午後5時~午後8時30分まで点灯されるそうです。京都に行かれる方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


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京都大文字とは毎年8月16日に京都府で行われる送り火のことで、お精霊(しょらい)さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるための行事です。
東山如意ケ嶽の「大文字」、金閣寺大北山の「左大文字」、松ヶ崎西山・東山の「妙法」、西賀茂船山の「船形」、嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」があり、これらを併せて「五山送り火」とも呼ばれています。

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