更新日:2017年11月27日

Japan Vision Vol.87|未来に残したい行事 北海道空知郡上富良野町
北の大文字

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北海道空知郡上富良野町で毎年元旦午前0時に開催される「北の大文字」をご紹介します。
「北の大文字」は、大正15年に起きた「十勝岳噴火」による泥流災害により、上富良野町が受けた大惨事を偲ぶための行事です。災害から復興した先代先祖をたたえ、再びこのような事が起こる事なく、積雪の季節に十勝岳が噴火しないことを祈ります。また、町民の幸せと活力あるまちづくりへの意気込みを元旦に示すことも目的としています。
上富良野町内を一望できる雪で覆われた「日の出山ラベンダー公園」に300本の鉄杭を設置し、上富良野神社から採火した「御神火」を、ランナーが次々と鉄杭に移していきます。真っ白な雪の斜面に縦70メートル・横50メートルにおよぶ、炎で描かれた「大」の字が浮かび上がる様子はまさに圧巻です。また、「大」の文字の中心から5本の「火」には、「町民の健康とご多幸を祈願する。」「十勝岳の安全を祈願する。」「農業の豊作を祈願する。」「商工業の発展を祈願する。」「若者が一体となり町の発展を祈願する。」という、町に対する5つの願いが込められているのだとか。
1988年の元旦に行われた「第1回」からその規模を少しずつ広げ、今回で第30回目を迎えます。会場では「大文字ココア」などの無料配布やステージイベントも行われるそうですので、年越しのタイミングで北海道に行かれる方は「年越し観光」の候補として検討されてはいかがでしょうか。

■北の大文字運営委員会
http://daimonji.kamifu.com


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旭川市の旭山動物園は今年で50周年を迎えました。かつては入園者数の落ち込みなどで閉園も危ぶまれましたが、動物のありのままの姿を見せた行動展示で世界有数の人気動物園となりました。その中でも泳いでいる姿が癒されると「あざらし館」は大人気。あざらし館で採用されたマリウェイ(円柱水槽)は垂直方向への泳ぎが得意なあざらしの特性を活かした大水槽。悠々と泳ぐ姿は見ている人を魅了します。

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