更新日:2018年11月01日

Japan Vision Vol.129|未来に残したい風景 熊本県宇士市
御輿来海岸の干潟

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写真撮影:四季写真家 山口 博之

御輿来海岸は九州最大の湾である有明海の南部、宇土半島の北部に位置し、晴天時には有明海を挟んだ対岸に長崎県の雲仙普賢岳が見える、とてもロケーションの良い海岸です。御輿来海岸という名前の由来は、「古事記」や「日本書紀」に記されている景行天皇(けいこうてんのう)が、九州遠征の際に美しい海岸線に目を奪われ、御輿を停めて見入られた!という伝説が元になっているといわれています。現在では「日本の渚百選」「日本の夕日百選」にも選ばれる景勝地となりました。

有明海は潮の干満差が日本一で、御輿来海岸の周辺では潮が引くとおよそ10キロメートルにわたり、風と波によって作り出された砂紋(砂干潟)が姿を現します。最干時になると、2キロメートル以上の沖合まで雄大な砂紋が広がるのだとか。美しい曲線を描く砂地と、夕陽に照らされた水面が折り重なる光景は、とても神秘的で思わず息を飲むほどの美しさです。
空も海も澄み渡る晴天時や、空に浮かぶ雲が水面に写る光景、そして朝・昼・夕と、時間とともに色合いが変化していくため、訪れるたびにさまざまな表情を見せてくれます。熊本県にお越しの方は、ぜひ一度お立ち寄りになってはいかがでしょうか。

■宇土市「ゆる~っと ぶら~っと うと物語」:御輿来海岸
https://www.city.uto.kumamoto.jp/utomonogatari/q/aview/5/535.html


近くの街のフコク生命
オリジナルご当地キティ

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きじ馬とは、きじ車とも呼ばれ、木で作った胴体に車輪を付けて転がせるようにした九州ならではのおもちゃです。
かつては子供が乗れるほど大きなきじ馬がつくられていました。大きなきじ馬を男の子供たちが牽いたり、馬乗りになって坂を下ったりして遊んでいたそうです。

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